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2020-09-28

1日1着しかできない手縫いシャツ・製作秘話

私自身、職人でもあることから、デザイン、パターン(洋服の型紙)製作、

他にも、縫製をします。

 

例えれば、考えたものを、”筆”と”絵の具”で表現する

“画家”みたいな存在でありたいという思いで、いつも物作りしています。

 

絵は苦手ですが…。笑

 

そんな思いの中で、今回生まれたのが「手縫いシャツ」handwork_shirts

実は、この手縫いシャツ試行錯誤重ねました…。

 

発案は、「欲しいもの」というコンセプトから、ドレスライクな本格シャツ

当初は手縫いではなく、ミシン縫製で広く販売しょうと考え、色んな職人さんにお願いしました。

 

もちろん腕がいい職人を探しました。

どの職人さんも縫製は美しく、完璧な仕事です。ただ、どこか物足りない仕上がり。

 

「原因は、何だろうか?」

 

私が求めているものが、「勇逸無二」だからです。


特に、シンプルなデザインで他と違うものを生み出すには
キテレツな発想や、常に新しいものを追い求めることが必要とされます。

 

そこで、手縫いの不規則性を思いつきました

Ateleir Raman(アトリエラマン)は、ハンドワークの良さを伝えたいという思いが根幹にあるので、

職人さんに手縫いをお願いしました。

 

力加減、ピッチ間隔、縫い進め方、幅など

細かい仕様を人の腕に伝えることは不可能でした。

 

なので、私が縫製した、サンプルを見ながらお願いすれば…。

結果は、上手な仕上がりです。

だけども、腑に落ちない自分がどこかにいました。

それからしばらく、シャツからは離れることに、

 

しばらく経ったある日、浴室でシャワーを浴びていた時にふと

不規則性は私自身のオリジナルではと…。

 

だけど、自分だけで作ることには葛藤がありました。

 

量産して、在庫を持ち少しでも安く売るよりも、

自分自身でしか表せない、ハンドワークを伝えるのかを迷いました。

 

もちろん、デザイン、パターンメイク、地直し、手裁断、〜手縫い、仕上げまで、全ての工程を自身で行うので「一日一着」しか製作できません。

なので価格は安くはありませんが、どこか理解していただける方のもとへ届ければいいなと!!

 

「1人のデザイナーが作り上げた手縫いシャツ」という、

ストーリーを少しでも感じていただけたらと思い、この方法を決めました。 

 

Ateleir Raman(アトリエラマン)の商品から少しでも何か伝わるものがあれば幸いです。

 

白紙(hakushi)シリーズ

  • handwork_shirt_stand(スタンドカラー)
  • handwork_shirt_regular(レギュラーカラー)


    オンラインストア(コチラ)より商品詳細をご覧ください。

 

 

 

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