先日、シャツのボタンについてを少しご紹介しました。(そのブログはコチラ)
日々の製作でボタンについて感じた、ことがあります。
1着のシャツには10数個程のボタンが使われています。
種類も様々で、プラボタン、貝ボタン、牛、メタル などありますが、
Atelier Raman(アトリエラマン)のお気に入りは白蝶貝のボタンです、画像では分かりにくいですが、透き通るパール色に、ほのかに虹色に輝いています。
革製品も同じですが、天然のものから得られる素材は一味違います。
次は、ボタンの作り方ですが、
貝ボタンはその名の通り、天然の貝殻を型で抜いて作られます。(画像イメージ)
故に、厚みのある貝ボタンは一つの貝から取れる絶対数が少ないので高価になります。
肩を抜く場所によって、表面の表情が変わってきます。
また、プラボタンは、配合した化学素材を型に流し込んで、磨き上げていきます。
一気に大量のボタンを生産できる点が優れており、自然にはない、ケミカルな雰囲気のボタンも作れます。
体感では、ドレスシャツには貝ボタンが多く使われていますね。
厚みのある天然の貝ボタンには、独特の高級感が漂うので雰囲気があっているからだと思います。
Ateleir Ramanでも厚みのある貝ボタンにこだわるのは、ドレスシャツをベースにデザインしており、シンプルで、高級感のある仕上がりにしたいと考えているからです。
また、ボタンの足にもこだわっています。
全て、手作業で取り付けているのですが、糸でボタンの足を作っています。(下画像参考)
画像のように足があることで、ボタンを止めた時にも、ボタンと生地の間にわずかな”あそび”が生まれます。ボタンのつっぱりによってシルエットを崩すこともありません。
また、足があるボタンは留めやすいと思います。
※厚さのあるボタンは留める時にコツがいります。イメージはギボシのように押し込む感じです。
またマシンで取り付けるより、頑丈にボタンをつけることができます。
こんな感じでボタンにはまだまだ秘密があるので、気になった時にまた記事にさせていただきますね!!
ここまで「製作背景」をご覧頂き、ありがとうございます。
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