目次
はじめに
バッグ職人だけが知るツールのご紹介です。
今回は「ヘリ落とし」という道具
由来
参考画像:https://www.etsy.com/hk-en/listing/706740999/leather-edge-beveler-edge-skiving-tools
「ヘリ」というのは、「端っこ」や「縁」を意味します。
ヘリ落としは、その名の通り”へり”を削ぎ落とす刃物です。
特に、革の断面の角の部分を面取りし、丸みを出します。
ベルトや、バッグのショルダー部分、小物などの製作に使用されます。
Atelier Ramanでは
アトリエラマンでも小物や、バッグの製作に使用されています。
私は、コバ(革の断面)が丸みのあるきれいな状態が作品のクオリティを上げていると思います。
通常、グラインダーなどの高速回転するディスクに革の断面を当てて革の断面に丸みをつけますが、
粉塵などが大量に出て、製作環境が悪くなり、仕上がりも不均一に…
そんな中で出会った道具が「ヘリ落とし」。
今では、アトリエには欠かせない道具の一つとなっています。
使い方
形状は画像のように先端が二股になっています。
中央が刃になっているので、革の角を押しながら滑らし切っていきます。
このとき、硬い革の方がヘリ落としに適しています。
※柔らかい革はヘリ落としには適していません。
最後に
バッグ職人には必須、便利ツールのご紹介でした。
価格やサイズもバラバラですが、私はインポート(FLINT)のサイズは3番を使っています。
個人的には、研ぐと何回も繰り返し使えるので、持ち手のフィット感や、先の形状を加味して選んでいます。
少しマニアックになりましたが、職人道具をご紹介していきますので是非お楽しみに!!
ここまで「製作背景」をご覧頂き、ありがとうございます。
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