鞄職人しか知らない小技をご紹介します。
バッグを作るとき、ミシンの縫い終わりの糸の始末どうしてますか??
糸を短く切って終わり!
ほとんどの方がそうしていると思います。
もちろん返し縫いをしっかりしていると、安心なのですが、見た目が汚くなりがちです。
また、返し縫いが”あまい”とそこから縫い目がほつれてくることも…
特に、負荷のかかるバッグは縫い目がほつれてくることで、破損の原因にもなります。
そんな時に役に立つのが「ライター」
よくタバコや線香の着火に使われる100円ライターです。
使い方は簡単!
1、縫い始め、縫い終わりの糸を裏側に出し短く切ります。
2、ライターで糸の部分をさっと火にくぐらせます。
3、溶けた糸をライターの金属部分で押し潰します。
これだけで、縫い目の始末は完了です。
火で樹脂が溶けて、ライターの金属部分で押し潰しながら冷却されるときに固まり
糸の先が変形することで、縫い目の裏側でストッパーのような役割になります。
ここで注意して欲しいのが、糸の素材と、火の当て方
糸の素材は、ビニモなどの樹脂コーティングされた化繊糸に限ります。
なので、鞄職人さんはビニモ使ってる方多いと思います。
当て方は、火(ライター)が下で糸が斜め上ぐらいのイメージです。
あと糸の先もライターの方向を向いてるとより綺麗に仕上がると思います。
昔よくライターで本体焦がしたり、縫い目焼き切って失敗したことあるので、本番する前に十分練習してくださいね。
慣れると、簡単にきれいに縫い目の始末できますよ。
ここまで「製作背景」をご覧頂き、ありがとうございます。
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