自分が洋服を買うときの判断基準をデザイナー、パタンナー、職人なりの目線で書きました。
今回はトップスの選び方です。大きく分けて3つあります。
・デザイン
これは第一印象でわかります。初めて見たときに直感で好きなものは、この後の2つのステップを飛ばしても買ってもいいと思います。
サイズが合わなくても、お直し屋さんに持っていけば着れます。
恋愛と同じようにタイミングが合わなければ売り切れて二度と出会うこともないので、もし買えるのならお迎えした方が後悔はないかと思います。
・パターン
一般の方は、パターン(型紙)と言われてもさっぱりだと思いますが、「洋服の形が自分の体を正しく包んでいるか?」を確認すればいいだけです。
シャツならボタンを閉めて両手を大きく前後に動かしてみます。(試着の場合はゆっくりと動かしてください。)
動かしたときに窮屈でしたか?、動かした後に洋服は乱れましたか?
体にあったパターンは、程よい”ゆとり”が全体にバランスよく入っているので
腕を動かしたぐらいでは乱れません。心地よく快適なはずです。
また、体にあったパターンだと重いコートでも、着用時に軽く感じたりします。
・縫製
生地がどんなに良くても縫製が悪いと、残念に感じます。
見分けやすい悪い縫製の例です
このような場合はステッチが切れやすく、
1箇所ステッチが切れた場合、次々に縫製が解けていきます。
ミシンで「糸調子を合わせる」ことでポツポツと見えていた下糸が生地の間に納まり
ミシン本来の強度を実現できます。
なので、基本的に糸調子はバッチリ合っているものを選ぶと長持ちするかなと思います。
以上、他にもまだまだありますが、わかりやすいところを紹介しました。
ここまで「デザイナーの想い、考え」をご覧頂き、ありがとうございます。
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